超音波診療(エコー)
エコー(超音波)を活用した診察
一般的に整形外科といえば、レントゲンというイメージがあると思います。ここ最近ではレントゲンやMRIに加えてエコー検査も欠かせないデバイスとなってきています。
エコーのメリット
- レントゲンではわからない筋肉、靱帯、関節の状態をリアルタイムで確認することが可能です。それにより肉離れや捻挫などの診断を行ないます。
- 関節内注射ではエコーを用いることにより正確に行えます。また、筋膜リリース(ハイドロリリース)を行うことができます。
- 炎症の有無を評価できる
- 放射線被曝がありません。
エコーのデメリット
- 深い部位や骨の内部などの検査には不向きです。
当院で使用している機器(コニカミノルタ社 Sonimage HS2 SNiBLE2 2nd)
エコーガイド下筋膜リリース
今までは肩こりや腰痛に対してなんとなく痛い部分に注射を打ってきました。しかし、最近では肩こりなどの痛みの原因の1つに、筋肉を覆う筋膜の癒着や肥厚とその周囲にある神経が関係していると考えられています。エコーを用いることによりその筋膜を同定し、筋膜の癒着をはがすように生理食塩水や局所麻酔薬をより正確に投与することが可能になりました。この注射方法でより効果的に疼痛を緩和させることが期待できます。肩こりや腰痛でお困りの方はご相談ください。